YAMAHAのFZ400R。 
      レーサーレプリカと呼ばれる形が出た初期の頃のバイクです。 
       
      入手経路はすっかり忘れていますが、確か当時勤めていた会社の先輩から譲ってもらった様な記憶が・・・ 
       
      レーサーレプリカと言うだけありライディングポジションも前傾ですし、エンジンの低速トルクも細く渋滞は少しつらかったですね。 
      それと結構曲がりづらいバイクでしたが、高速では速いバイクでした。 
      そういう欠点はありましたが、いざ乗ると結構おもしろいバイクでしたがアイドリングが不安定なのと水温の上昇には手を焼きました。 
       
      多分KOBAが乗っていたバイクだけの症状なのでしょうが、アイドリングは信号待ち等で止まった直後は良いのですが、しばらくするとバッバッバッとアイドリングが不安定になってきます。 
      キャブのオーバーホールやプラグの点検交換等考えられる事は色々とやりましたが、結局直らずじまいでした。 
      オーバーヒートは停止時や低速走行時に水温系の針が赤いところまで行ってしまいますが水を吹くところまではいきませんでした。 
      これも色々とやってみましたがやはりダメ。 
      そういう事があるバイクでしたが、第三京浜等を走っているとやはりおもしろいバイクですので、当時は差し引きゼロかな・・・と思っていました。 
       
      それよりこのバイクには手を食べられました(笑) 
      会社の工場でバイクをメンテナンスしていたのですが、チェーンの錆を取ろうとオイルをたっぷり塗り、エンジンをかけ1速で回しながら錆を取っていました。 
      そう、もうお気づきと思いますが右手がチェーンに巻き込まれました(汗) 
      ただ幸いだったのは、チェーンがゆるゆるだったのとエンジン回転をエンスト寸前まで落としてやっていましたし、軍手を使っていましたので巻き込まれても指が取れるところまではいかずに済んだ事でしょうか。 
      手を挟まれた時、あわててタイヤを回そうとしましたがギヤが入ったままですので回るはずがありません。 
      左手でシフトレバーをニュートラルに戻そうとするのですが、少しパニックに陥りかけていましたのでなかなかニュートラルに戻りません。 
      無理矢理自分を落ち着かせて何とか巻き込んだ手を外します。 
      逆にそこからは急に冷静になって、軍手を外し水にさらします。 
      手近にあったタオルを右手に巻いてから、当時同僚であったm.c.garageINAHASIのMaster(たまたま日曜出勤でした)に連絡して病院まで連れて行ってもらいました。 
      病院ではそのまま縫合手術を行ったのですが、局部麻酔の注射が痛い事(笑) 
      実は麻酔の効いていないところもあってそこを縫われる痛さは、麻酔注射どころではありませんでした。 
      助手の看護婦さんが可愛かった事に多少救われましたが・・・(笑) 
      親指をのぞく4本の指で10針以上縫われてしまいました。 
      その時の写真もあるのですが、わざわざ掲載する物でもありませんし・・・ 
      自分の無知から起こった事でしたが良い経験と言う事にしておきましょう(笑) 
       
      その後1年近く乗った後、乗る機会が少なくなり、家の前に置いてままになっていたのですがある日誰かに持ち去られてしまいました。 
      最後まで行く先を見届けてあげられなかったのが、唯一の心残りです。 | 
        
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
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